建物さんぽ

平和の象徴“鳩”が見守る邸宅「鳩山会館」

鳩山会館へ

今回私が向かったのは、江戸川橋駅もしくは護国寺駅から徒歩で向かうことのできる『鳩山会館』です。

概要

大正13年に完成したこちらの邸宅。設計者は、岡田信一郎。構造、鉄筋コンクリート3階建て。

 

いざ、行ってみましょう

表札のある道路に面した門を抜け、少しの坂道を登ると見えてきます。坂の道すがらには、紫陽花も植えられていて季節を感じることもできます。

久しぶりの洋館へのお散歩だったので、嬉しくてついつい「おぉ~」と一人声を漏らしてしまいました。10:00開館で10:20くらいには到着したのですが、土曜日だからか既にどの部屋にも人がいらっしゃいました。割と年配のグループの方が多い印象。

 

玄関部分はこんな感じ。

緑の間から差し込む光と建物の雰囲気がぴったりで入る前からうきうき。

 

 

さて、中へ

入り口の券売機で入館料を支払い、いざ見学開始!

 

 

一階を回ります

 

南側に面したサンルームは、窓に囲まれ晴れた日はとても気持ちの良い空間になりそうです。(雨女の1人散歩は、天候不良が多い)白を基調とした椅子とテーブル、カーテン、そして壁。清潔感のある合わせですね。

こちらのサンルームは、アダムスタイルをとり入れています。

 

 

南側にあるサンルームの床は、写真のような柄と配色になっています。モザイクタイルでひとつひとつ仕上げられています。可愛い。歩く時についつい下を見て、ふふふっとなってしまいます。

 

 

一階には、サンルームの他に応接間が2つと食堂があります。それぞれを独立させて使うことも可能ですが、各室の開口が大きく作られているため開くと続き間としても使用が可能です。

洋館ですが、日本家屋で見られる続き間のように使用でき開放的な空間づくりがされています。

 

つづいては、二階へ

 

階段を上っていくと踊り場部分には、鳩が舞っているステンドグラス。柔らかな光で階段を照らしています。鳩と塔のモチーフなので、ステンドグラスですが和を感じさせます。洋館でありながら和のテイストも織り交ぜつつ、ですがそれが悪目立ちしないようなバランスを保っているのが凄いな…

 

先程サンルームがあった真上には、大広間。大空間が広がっていて、窓からは綺麗な庭園を見下ろすことができます。こちらはもともとは寝室でしたが、集会施設として使用するために大広間に改装されたのだとか。

 

バルコニーへ出てみます

玄関上にはバルコニー。数段ある階段を降り、振り返ってみると外壁には鹿と鳩の壁飾りが。

こちらの鹿のブロンズ像は、現在は複製のもの。2005年7月までオリジナルが設置されていたそう。表面の銅が酸性雨で溶けだし危険になったため取り外し、文化財として保存されることとなったようです。

オリジナルは、2階の階段付近に飾られていました。

 

 

外へ出る際に気づきましたが、玄関にも鳩のステンドグラスが。至る所で鳩が見守っていてくれている邸宅ですね。

 

中を堪能した後は、外観を…

一通り中をじっくりと見たあとは、庭園から洋館を眺めてみよう!

 

ドールハウスのような佇まいですね。白の窓枠がとてもよく映えています。綺麗に整列している窓が可愛らしい。1階の掃き出し窓の3連アーチが柔らかさを出しています。サンルーム側から見ても外から見ても魅力的です。

控えめな配色が、庭園に広がる緑や丁寧に手入れされていた薔薇ともとても合っていました。

 

外観を近づいてよく見てみますと…軒先にはフクロウが!私の大好きなフクロウが!ローマ神話でミネルヴァという知恵を司る女神の使いなのだそう。細かいところにもこだわりをもって作られています。

 

今回の建物さんぽは、以上になります。次はどこへ向かおうかな!